冬はお風呂で温まろう ~幸福ホルモン~
手軽に、最大限に楽しむ
寒い季節といえば、温泉にゆったりつかって温まるのも良いですよね。
冬の露天風呂なんかは、外はとても寒いのだけれど、お湯の中はあったかい極楽。
おまけに、雪景色なんて見られたら、旅の思い出になります。
でも、温泉なんて頻繁に行けないし、旅行ともなればそれなりにお金もかかります。
ということで、そんなときは自宅のお風呂を最大限に使いこなして、手軽なお風呂を楽しみたいですよね。
潜在的な安らぎの記憶
そもそも、お風呂ってなんだか気持ちもリラックスして、一日の疲れが取れる気がしませんか?
温かいお風呂につかっていると、なんだかとても安心しますよね。
これって、じつはちゃんとした理由があったのです。
それは、だれもが一度は経験したことのあることなのです。
それは・・・
そう、赤ちゃんだったときまで話しは遡(さかのぼ)ります。
産まれてくる前のお腹の中にいたとき。
その状況とよく似ているのです。
『胎児回帰』
水(羊水)に包まれていたときの感覚です。
お風呂や温泉につかっていると、心が安らぎますよね。
それは、もともと人間が持っている潜在的な記憶に刷り込まれているのかもしれませんね。
幸福感とお風呂
お風呂に入って温まっていると、気持ちが安らいで幸せな気分になってきます。
これは、『βエンドルフィン』という脳内物質が分泌されているからなのです。
このβエンドルフィンという物質は、別名「幸せホルモン」と呼ばれ、幸福感を司るホルモンで、一説によるとモルヒネの6.5倍の効力があるほど、強力な幸せホルモンなのだそうです。
ほかにも、βエンドルフィンが分泌される場合は・・・
・美味しいものを食べたとき
・心地よい景色を見たとき
・清々しい風に吹かれたとき
・好きな音楽を聴いたとき
などなど、「気分がよくなったとき」に分泌されるそうです。
半身浴でゆっくりとお風呂につかるのも良し。
少し熱めのお風呂でサウナのように汗を流すも良し。
入浴剤を入れて、香りを楽しんだり、すべすべな肌になるのを楽しむのも良し。
自分にあった好みのお風呂で、気分もリフレッシュして、βエンドルフィンをたくさん出しちゃいましょう。
そして、たまった一日の疲れを癒してくださいね。
ちょっとひとつだけ。
冬のお風呂は、脱衣所とお風呂の中とで温度差が大きくなります。
急激な温度差にさらされると、体や心臓に負担をかけることになってしまいますので、あまりにも熱すぎるお風呂や、長時間のお風呂は控えた方が良さそうですね。
無理のない範囲でお風呂につかることをおすすめしたいと思います。
とくに年齢を重ねるにつれて、体力も思いのほか衰えていることもあると思います。
ぜひ、毎日のお風呂で、体もきれいに心もあったまる冬を楽しみたいですね。