ほかでは味わえないローカル炭酸飲料 ~ガラナ~
天然の植物から作られている飲料
日本の中でもほんのごく一部の地域でしか販売されていないペットボトル飲料がある。
「ガラナ」
ガラナと聞けば、二人組音楽ユニットのスキマスイッチの有名曲「ガラナ」を思い浮かべる方もいらっしゃるだろう。あの曲も個人的にはとても大好きな楽曲のひとつだ。しかし、今回ここで紹介するのは楽曲ではなく飲料である。
それは、知る人ぞ知る幻のドリンクなのだ。
このドリンク、地元民なら誰でも言わずと知れた飲み物のひとつである。
実は、日本各地にこのドリンクを愛してやまない愛好家もいるほどだ。
そして、地元以外へは販路を進出しないというこだわりっぷり。正真正銘の由緒正しき伝統を守るメーカーが製造する唯一無二の飲料なのだ。
その地元を守る出どころはと言うと、そう、北海道。
見た目はコーラのようでもあるが、若干透き通っているせいか、ルックスの美しさも併せ持っている。
味はというと、さっぱりとしたほどよい甘さに加え、キレのある炭酸、アマゾン川流域にある南米原産のガラナ種子から得られる香り成分が爽快感に拍車をかける。
コーラとは全く別物である。関東圏では目にするドクターペッパーともまた違う。
近い表現をするならば、ジンジャーエールのような辛みの後味にも似ているだろうか。
また、香り原料である植物「ガラナ」は、肥満予防や疲労回復にも効力がある体に優しい飲み物で健康飲料としても注目されているのだ。
さらには6種類の必須アミノ酸をはじめ、15種類のアミノ酸が含まれているのだ。
それらは、あらゆる器官の働きを助け、神経衰弱、疲労回復、スタミナ増強、肥満予防、動脈硬化予防に優れているといわれている、まさに自然由来の栄養ドリンクでもあるのだ。
一般的なエナジー系栄養ドリンクは、糖分が多く使われており、どうしても体に悪いイメージが独り歩きしているのだが、ガラナ飲料はエナジー系ドリンクが出回るもっと以前からある飲料で、飲料ユーザーからも絶大な支持がある安心の一品なのだ。
兎にも角にも、まずは一度、是非味わっていただきたい飲み物である。
とはいえ、北海道限定の飲み物。
手に入れるには、北海道へ行くしかないのかというと、そこは少しお待ちいただきたい。
私も毎回このドリンクを飲むために、北海道へ行った際は必ず購入していたほどだ。
まず、新千歳空港に到着するやいなや、コンビニでガラナを購入し一気に飲み干す。
そして、次は、旅の道中に2~3本を追加購入する。1本500mlのペットボトルだ。
帰路に着く際も、やはり購入。
さらには、自分のお土産用として2~3本を購入し、自宅でゆっくりと大事に味わいながらいただく。
そんなことをしていたのだが、近頃は通販での購入も可能になっているのだ。
遠くまで足を運ばなくても自宅にいながらご当地を味わえる買い物ができる。
それがこちらだ。
こちらは北海道では王道の「コアアップガラナ」
北海道は函館市に本社を置く飲料メーカー「株式会社小原」が製造する地元民に人気の商品がコレ。
水は北海道函館市近郊にそびえる横津岳の天然水を使用し、甘味料には北海道のじゃがいもを主原料とした果糖ぶとう糖を使用するなど、天然素材が創り出す美味しさが嬉しい。
ほかにもいくつか異なるメーカーがそれぞれのガラナ飲料を販売しているのだ。
それがこちら、「キリンガラナ」だ。
あの一番搾りで有名なビール飲料大手メーカー「キリン」が製造するガラナ飲料である。
さすがは大手が製造する飲料ということもあって、安定の味わいを感じる。若干、色が濃いのが特徴だろうか。
こちらは、「ホッピービバレッジ株式会社」が製造する瓶タイプのガラナだ。
焼酎のキンミヤで割る、あのホッピーを製造している飲料メーカーが出しているというのだから、意外や意外。
個人的な嗜好はあるだろうが、炭酸の強弱感といい、ほどよい甘さといい、大変バランスが優れている基本のガラナといった感じである。オーソドックス・オブ・ガラナといったところだろうか。
こちらは缶タイプ。
缶全体をグリーンカラーで装い、ガラナ果実とともに奥から光り輝くguaranaの文字。
どこからどう見ても輸入品にしか見えないその佇まいに、飲む前から若干身構える雰囲気を醸し出しているのだが、コレはコレで美味しい。
基本的なベースは同じなのだが、ガラナにも種類があるのは、飲み比べができるし、その日の気分でチョイスできるのもまた嬉しい。
こちらも缶タイプだ。コーヒー飲料メーカーである「サッポロウエシマコーヒー株式会社」が製造する商品である。
実はこのメーカー、ほかにも北海道にちなんだおもしろい色々な商品を出しているのだ。
気になった方はメーカーのホームページを見てみて欲しい。
ほかにもガラナ飲料の味を手軽に味わえる「飴」にした商品も出ていました。
旅をしてこそ現地で味わえる美味しさがある
こうしてインターネットでの買い物をしていても、なんだかどこか味気無さが否めない。
そこで、北海道へ手軽に行ける方法を模索してみた。
国内線の航空会社から一括検索でき、その時期で最も格安で購入できるチケットを検索できるサービスなのだ。
百聞は一見にしかず。
まずは一度、検索してみると旅の計画に役立つ情報が手に入るかもしれない。
実はアンテナショップが存在した
百貨店やショッピングセンター、スーパーでもたまに見かける催事ブースで繰り広げられる物産展。
そんな期間限定の催事ではなく、常設で営業している店舗があるのだ。
「北海道どさんこプラザ」である。
店舗は、有楽町、さいたま、仙台、池袋、吉祥寺、名古屋の6店舗。
下記、店舗のホームページから店舗情報が見られます。
有楽町店を覗いてみたが、ガラナ飲料はもちろん、お菓子からおつまみ類、乳製品から海産物など、空港のお土産売り場のようなラインナップで、さらには北海道ソフトクリームも販売していました。
かなりの来店客で賑わっていたところから、やっぱり北海道人気は一定数の需要があるのだなと感じました。
近くにお立ち寄りの際は、是非一度足を運んでみるのも良いかもしれませんね。