冬こそ絶対飲みたいドリンクとは
冬の飲み物といえば、ココアやポタージュスープ、ホットワインや日本酒の熱燗などが思い当たると思います。
今日はそんな冷えた身体を温める、寒い冬にぴったりの飲み物をご紹介したいと思います。
日本でも古くから飲まれている「甘酒」
今年の冬は、甘酒の美味しさを改めて感じてみてはいかがでしょうか。
甘酒
日本の冬を代表する飲み物、「甘酒」
遡ること歴史は古く、それはなんと古墳時代まで時代の針を巻き戻します。
江戸時代でも甘酒は庶民の間で大変人気がある飲み物で、健康増進に一翼を担っていたと言われており、今も昔もスタンダードに愛されている甘酒。
ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、葉酸、食物繊維、オリゴ糖、システイン、アルギニン、グルタミン、ブドウ糖などが含まれ、栄養成分が似ていることからご存知の通り「飲む点滴」と呼ばれているほど栄養豊富な飲み物となっております。
※ただし、点滴はあくまで栄養成分が類似しているということであり、点滴が栄養豊富という認識は誤りであることに注意。
そんな甘酒の美味しい飲み方をご紹介したいと思います。
と、その前に。甘酒は大きく2種類に分類されます。まずはその意外と知らない甘酒の分類から紹介したいと思います。
甘酒の分類
①米麹からつくる甘酒 ~アルコール1%未満(ソフトドリンク)~
米麹と米からつくられる甘酒です。米と多めの水で作ったおかゆを50℃~60℃程度に保温して、米麹を混合させることでコウジカビ由来の酵素によってでんぷんを糖化させて作ります。その工程が一晩かけて作られることから「一夜酒(ひとよざけ)」と呼ばれていたそうです。
アルコール分は微量に含まれますが、1%未満はソフトドリンクとして扱われるため未成年者でも飲用が許されている飲み物となっております。.
※ただし、アルコールに弱い方や妊婦の方はお医者さんの指示に従った方が良いですね。
②酒粕からつくる甘酒 ~アルコール分5%~
日本酒を作るときの残りにできるのが酒粕です。酒粕にはアルコール分6%~8%程度が含まれているので、酒粕で甘酒をつくる場合には、約5%ほどのアルコール分が入った甘酒になります。
ですので、飲酒と同様のアルコール類になりますので、自動車を運転する際は気を付けておきたいものですね。
ちなみに、呼気1リットルあたりにアルコール濃度が0.15mg以上含まれていると飲酒運転となってしまいます。
このように、甘酒は大きく2種類に分類されることがわかりました。
それでは次は、この冬にとっても美味しい飲み方をご紹介したいと思います。
甘酒の美味しい飲み方
①甘酒 ~大人な生姜風味で~
すりおろした生姜をお好みでちょっと加えるだけで、甘酒がぐんと大人っぽくなります。
また、生姜には発散作用として身体を温める作用がありますし、さらには胃腸機能の低下防止にも作用されると言われています。
甘酒をつくるときに、砂糖の代わりにザラメやはちみつを使っても、コクがでて大変美味しい甘酒が作れます。
ひとつまみの塩を入れると、なお一層味が締まって味わい深くなります。
②甘酒 ~チョコレート風味のココアで~
チョコレート風味の甘酒になって、甘酒の風味が苦手な方も飲みやすいと思います。
また、ちょっと甘酒に飽きたらコレを試してみましょう。きっと味の変化を楽しめると思います。
③甘酒 ~冷やしてカルピスと一緒に~
実は冷やしても美味しい甘酒。本来、甘酒は夏の飲み物だったのです。
冷やした甘酒に、冷えたカルピス少量をお好みで加えてみて下さい。とても美味しいドリンクになります。
カルピスの代わりに、カルピスソーダでも美味しいです。
キンキンに冷やしておいてお風呂上りに飲むのも良いですね。
まとめ
このように発酵食品や健康志向の高まりで、商品の味わいも年々高まってきています。
ご家庭で甘酒を作るのが好きな方もいれば、好きだけどなかなか作る時間がないなど、すぐに購入して飲めるように出来上がった商品も売られています。
ぜひ参考にしてみてください。