【実食レポ〖通販編〗】なると屋 若鶏半身揚げ・手羽先ざんぎ・ももざんぎ
若鶏半身揚げで有名な老舗、北海道小樽市にその店はある。
直接お店を訪れることができなくても本店の味を楽しめるようにと、通信販売でも販路を展開していた。
北海道ともなると、「ちょっとそこまで行ってくる」という距離ではない人々にとっては嬉しい購入方法だ。
さっそく荷物が届いたので、開けてみたい。
以前にお店を訪れた時のレポもあるので、ご紹介しておこう。
外箱からは中身の正体は明かされていない
まずは、なんの変哲も無い白い外箱を開けてみた。
食品が入っているとすぐにわかる手書き風のデザインだ
取り出すときに、ちょうど指が入る幅が計算されているのか、ぴったりではなく、やや余裕のある入れ方だ。
宝箱のようにも見えてくる
鍵は必要ないことを確認。
箱を開くと大きなロゴが飛び込んできた
お店のチラシと緩衝材であるプチプチ(正確にはエアーバッグだったかな)で厳重に梱包されている。
創業者の思い
こういうのはちゃんと読んでおきたいと思ってしまう。
商品誕生のヒストリー
裏話的なのも商品の奥深さを演出させる。
セット内容
若鶏半身揚げ×2袋
手羽先ざんぎ×2袋
ざんぎ×1袋
若鶏半身揚げ
こんな厚い真空袋に包まれているなら、どんな強い熱にも耐えられそうだ。
手羽先ざんぎ
「ざんぎ」とは北海道で唐揚げのことだ。
ざんぎ
もも肉だろうか、若鶏の唐揚げだ。飾り気のないネーミングに、まっすぐな思いが伝わってくる感がある。
実食 ~若鶏半身揚げ~
温めるとジューシーな油がにじみ出てきた
裏面を見ると調理例が書いてあった。電子レンジの600Wでラップをせずに5分とのことだ。
自称ではあるが、電子レンジを相当使いこなしているレンジマスター(勝手に命名)としては、独自の温め方をしてみた。
あえてラップをかけて600Wで1分。一旦レンジを開けて少し動かし、さらに600Wで1分。ここでもう一度レンジを開けて動かし、追加で600Wで1分温める。合計で3分温める方法だ。
一度に長時間温めるより、何度かに分けて温める方が、しっかり全体に熱が伝わるので、部分的に加熱し過ぎることが無いのだ。
美味しそうな肉汁が溢れてきている
開封前で472g
裏面の内容量の欄には290gとある
おそらくこれは、骨を除いた可食部の正味量のことだろうか。
第一工程のレンジアップが終わったところで、次は第二調理のオーブントースターへ移っていきたい。
開封しやすいように切れ目が付いている
セカンドステージへ
トースターの下に肉の油が落ちて汚れないように、アルミホイルを敷いておこう。
じっくり焼いてパリッとした仕上がりを目標としたい
いい色が付いてきた
5分焼くと表面はこんな感じ。
トースターに火力のダイヤルが付いていて、このときは1200Wで加熱した。
裏面
ひっくり返して同じく1200Wで2分。
第二調理終了
完成だ。
と思いきや、さらに美味しくいうことで、できるのであれば最終工程を施したい。
第三ステージへ
ガスバーナーである。
これで表面を炙ることで香ばしくなり、より皮がパリッとして美味しいのだ。
もちろんバーナーがなくても、トースターまででも十分美味しく頂ける。
こんがり香ばしい
あとは好きなようにかぶりつくだけ
温かいうちに頂こう。右から順に、もも、手羽先、むね・腰・あばらに分けてみた。
食べて感じたのは、どの部位も、一口目から最後の食べ終わりまで、ずっと柔らかかったことだ。
加熱調理済みの冷凍品で、ここまで柔らかい鶏肉はなかなか無いのではないだろうか。
味は、シンプルに塩味なのだが、鶏の旨味が存分に味わえて満足感でいっぱいになった。
ちなみに、食べ終わった後に残った骨を計ってみたところ、81gあったので、全体の472gから引くと可食部である正味量は391gであった。
歩留まり率は82.8%だ。
裏面に書いてあった内容量290gからすると、25%ほど多い計算だ。
通常、内容量を設定する場合は、クレームを防ぐ目的も兼ねて、少な目に見積もるのだが、製造メーカーからするとかなり安全な設定にしてあるようだ。
記載内容より多くて不満を出す消費者はいないだろう。このへんもすごく良心的な姿勢が窺える。
半身揚げがまだもう一つあるので、楽しみだ。
さまざまな鶏半身揚げが出回っている中で、ぜひ同じものを食べてみたいという方のために、念のためご紹介しておこう。
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実食 ~手羽先ざんぎ~
大空へ飛び立つウイング
次はこれだ。全部位の中で最もコクがあり、コラーゲン豊富な人気パーツ。
焼いて良し、揚げて良し、煮て良しのトリプルキング。
各調理法において優秀な三冠王だ。
裏面の黒に跡付くフォルムが妖艶だ
内容量を見ると、150g(5本)とある。
実際に計ってみると1本あたり約100gであった。大きさとしては標準的サイズだ。
これも可食部のみの重さを記した形であろう。
温め方の調理例として、600Wの電子レンジで5~6分加熱とあるが、ここでもレンジマスターの本領を発揮したい。
温めは3本にしたかったので、500Wを1分10秒に設定した。
この1分と10秒という微妙な加減があっつあっつの食べ心地感を左右するのだ。
実際に食べてみよう
味は、醤油ベースで生姜やにんにくを使った一般的な風味だ。とくにこれと言って衝撃が走るほどのインパクトはない。
ただ、肉質は柔らかく、しっかり味付けされているので、ご飯のおかずにも合うし、お酒のおつまみにも合う味わいが嬉しい。
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実食 ~ざんぎ~
わんぱく感あるお肉の集団
お次はこれ。「ざんぎ」。
この3文字の秘めたるパワーとポテンシャルはブルーオーシャンだ。
丸みを帯びたブラックフィルムが艶やか
1個あたり約60gで、入り数は8個であった。
裏面の内容量の記載として500gとあるが、たしかに全体量を計ると500gを超えていた。
一般的な唐揚げサイズが25g~45gというのを考えると、1個60gの唐揚げは大きい部類だろう。
重鎮感ある風貌
ここでもレンジアップの経験が存分に活かされる場面だ。
今回は2個にしたいので、500Wで50秒とした。
存在感みなぎるサイズ感なので、やや長めの時間設定だ。
真空パックの影響だろうか、ラグビーボールのようにやや楕円形になっている。
実際に食べてみよう
味は、手羽先と同じ衣なのだろうか、醤油ベースのごく一般的な味わいであった。
部位は、もも肉。厚過ぎず薄過ぎずちょうどいい加減の衣がナイスだ。
1個が大きい肉だが、味がしっかり付いているので、満足感たっぷりだ。
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